妊娠をすると貧血になりやすい時期です。貧血になるとふらつきや頭痛などの不調が現れることがあります。大きなおなかを抱えていてる人がふらついて倒れてしまうと、胎児や母体にどのような影響があるか心配です。
でも、どうして妊娠をすると貧血になりやすいのでしょうか。
貧血にも種類がありますが、妊娠中の貧血はほとんどが鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血は鉄分が不足することが原因で、赤血球の中のヘモグロビンが少なくなっています。ヘモグロビンを作るには鉄分が必要で、ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割をしています。
妊娠をすると胎児に血液を供給する必要があるので、血液量が増えます。しかし、血液量に対してヘモグロビンが思うように増えないので、血液が薄くなって貧血になってしまいます。
成人女性の6割は貧血だといわれているので、妊娠前から鉄分をしっかりと摂って貧血を改善しておきましょう。妊娠をしてからでもきちんと鉄分を摂取するように気をつけます。
鉄分が多い食品は、レバー、あさり、かつお、ほうれん草、卵などです。鉄分には主に動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄の吸収率は15~20%ほどですが、非ヘム鉄は2~5%ほどと低いです。しかし、ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂取をすれば、非ヘム鉄も吸収されやすくなります。
1日に必要な鉄分は、非妊娠時の月経がない状態の女性は6.5mg、妊娠中期以降は21mgほどと必要量が多くなっているので、食事からの摂取に気をつけてください。

妊娠中の足のむくみは要注意

妊娠をすると、無事出産をするまでにいろいろなことを経験します。そして順調に運ばせたいので、いくつかのことに気をつけることが大切ですね。その気をつけることの中には、重要視しないと後で大変なことになる場合もあるのです。
その一つに、足のむくみがあります。足がむくむということは、とてもいけないことなのです。それは、なんと言っても母親の体に異変が起きていることについて、足のむくみということで知らせている、体のサインなのです。危険なサインなので、見逃す事のないようにしましょう。
診察を受けるときに、医師が足を確認することがありますね。それはむくみがないか見ているのです。むくみがあると、何らかの心配をすることになります。それは、血圧が高くなるということです。怖い病気として妊娠中に起きる妊娠中毒症という疾患があります。これは初期に、そんなふうに足がむくむことがあるのです。妊娠中毒症になると、早産をしてしまう危険性があるのでそれだけは避けたいですね。
足のむくみを予防するためには、一番大切なこととして体重をコントロールすることがあります。体重が太りすぎている場合は、その太りすぎた水分などが足に溜まりやすくなるのです。その結果、足がむくむというサインを出すことになります。
早期からむくんでいる人は、体重に気をつけましょう。そして、足がむくんだと思った時には、足をマッサージする、少し上にあげて寝るなど対策を行いましょう。