キャッシュフローを重視した経営を行いましょう。つまり、「どれだけ儲けることができたか」だけでなく、「どれだけ資金を稼ぎ出したか」を経営の判断基準にしてください。なかでも営業キャッシュフローの改善は会社にとって非常に重要です。とくに売掛金の回収に知恵を絞ったり、支払いのタイミングをよく考えるだけで、営業キャッシュフローは改善していきます。
◎営業キャッシュフロー
営業キャッシュフローとは、企業の本業である営業収入から営業支出を引いた残りであり、キャッシュフローのなかで根幹をなすものです。すなわち新商品開発などで先行して経費がかかる場合を除いては、本業で資金を失い続けてしまっては、そもそも企業の存続の意味がなくなってしまいます。
営業キャッシュフローをプラスにするには、当然のことながら、利益を出すことが第一です。第二に回収と支払いのバランスをよくすることです。仮に利益が出ていたとしても、売上金の回収が滞ったり、回収よりも先に多くの資金が支払いに回ってしまっていては、営業キャッシュフローはマイナスになりかねません。
第三に、過剰在庫を抱えないことです。過剰在庫は、資金面から見れば、仕入れの支払いはあるが、売上入金がないことと同じなのです。
◎投資キャッシュフロー
ここでいう投資とは、設備投資と資金運用投資の両方をいいます。すなわち設備投資における投資キャッシュフローとは、固定資産を取得したり売却したときの資金の増減をいいます。資金運用では、たとえば株式の購入、売却による資金の増減などをいいます。
◎財務キャッシュフロー
財務キャッシュフローとは、一般には借り入れや返済のことをいいます。通常、営業キャッシュフローや投資キャッシュフローがマイナスである場合には、財務キャッシュフローがプラスとなっている場合が多く、それは、借入金などで資金を調達し、資金不足をまかなっている状態を示しています。
◎キャッシュフロー計算書を読む
経営者はあらゆる経営活動において、それがキャッシュフローにいかに影響を及ぼすか、つねに考えて行動する必要があります。
キャッシュフローに注意を払わないで経営していると、気がついたときには会社が倒産の危機に瀕しているということがありますし、大慌てで資金繰りに奔走する日々が続いてしまいます。











