企業が事業活動を行うには、多かれ少なかれ設備が必要となります。設備を備えるにあたっては、注意すべきことが数多くあります。
◎その設備は本当に必要か
企業が設備投資を行うのは当たり前のことのように間こえますが、本当は売り上げや生産性、効率性を向上させるために行うのです。
ところが大企業は別にして、中小企業が設備の採算性を十分に検討した上で投資をするというのは、現実的には難しいことが多いものです。
設備投資はその多くが金額的に多額であり、かつ長期にわたって使用しますから、企業経営に及ぼす影響も長期間にわたります。
そこでまず第一の注意点は、いま、その設備を備えることが本当に必要かどうかを確認することです。 ほかに必要な設備はないか。 または、設備とともに何か特別な支出が必要となることはないかを考えてみるのです。 そもそも会社にはいま何が必要なのかをリストにして、その優先順位をつけてみるとよいでしょう。
◎予算を考えよう
設備購入リストを作成したら、それぞれの設備を購入するためにかかる金額を書いてみます。 業者に見積もってもらうことも必要です。
それぞれ必要な金額が出そろったら、現状の資金状況を踏まえて購入予算を考えます。 過剰な設備投資はあとに必ず悪影響を及ぼしますので、無理のない予算を立てましょう。
◎何年で回収できるか
先にも述べたように、設備投資の採算を検討するのはかなり大変ですので、現実的には、その設備は何年くらい使用できるかを考えて、稼ぎ出さなければならない利益額 (設備投資額)を、使用期間内で回収できるかどうかをチェックします。
◎投資と利益
技術の進歩は目覚しく、10年もたてば昔とはまったく違う技術が主流になっているものです。 会社はつねに将来を見据えて設備投資をしていかないと、時代の変化の波に乗り遅れてしまいます。 設備投資を成功させるためにはどうしても利益を稼ぎ出さなければなりません。 新しい設備を入れたのに利益が出なければ、事業そのものが行き詰まってしまいます。 しかし、一般には新しい設備を入れたからといってすぐに利益が出るわけではありません。 日々の改善と熟練があってはじめて利益が出るのです。 会社というのは10年に一度くらいは時代の流れを見越して大きな設備投資を行い、あとは日々改善と熟練を積んで、こつこつと利益を稼いでいくのです。











