◎経営計画の意義
「経営計画」という言葉を聞いてあなたはどういうイメージを抱きますか?
「経営計画なんか立ててもどうせそのとおりにいくはずがないのだからやるだけ無駄」、「計画はなくてもかまわない。そんなものをつくる暇があったらその分ガンガン売って儲ければいいさ」。
こんな声も聞こえてきますが、果たして本当にそうでしょうか。何も目標がないのと何らかの目標を抱き、それを達成しようと努力するのとでは、どちらに分があるかは火を見るより明らかなのではないでしょうか。
計画と現実との間に乖離があるのは当然です。しかし、その差があるからこそいまの問題点が浮き彫りになり、解決のための対策を打つことができるのです。 多くの場合、一人だけの力ではなかなかうまくいきません。 経営者が自分の事業について経営理念を持ち、理念に基づいた経営計画を社員と共有するところに業績の飛躍があります。その証拠に、金融機関といえども経営計画と大幅な乖離のない実績をあげている融資先に対しては、たとえ赤字であっても「正常な融資先」としてバックアップをしてくれるケースもあるのです。
ある程度具体的な計画を早めにつくることをお勧めします。
◎経営計画の内容
では、実際にどのような内容の計画を立てたらいいのでしょうか。単年度の計画を立てる場合と中長期的な計画を立てる場合とで内容は異なってきますが、一般的なケースを取り上げて見ましょう。
①経営理念 まずしっかりとした経営理念をつくる。(経営理念のページ参照)
②経営方針 経営理念を実践するために、具体的にどのような点に留意して経営すればよいのかを掘り下げて考える。
③行動計画 会社としてどのような行動を取り、誰がリーダーとして責任を持つのかを明確にする。
④数値計画 決まったことを踏まえ、いつまでにどのような状態になっていたいのか、具体的な数値に落とし込んだ次のような計画を立てる。
○売上計画、 ○仕入計画、 ○経費計画、 ○設備投資計画、○人材投資計画、○その他
最初から完璧を目指す必要はありません。できるところから始めて、徐々に精度を上げていけばいいでしょう。
◎経営計画の使い方
経営計画は、融資を受けようとする際に金融機関から要請されて作成することもありますが、それは本来の姿ではありません。自らのために作成してこその経営計画です。金融機関に対しても、それだからこそ説得力を持つというものです。
出来上がった計画書は、あなたの経営のバイブルとして、つねに目を通すようにしてください。 擦り切れるくらいに目を通していれば、成功への扉は思ったよりも早く目の前に訪れることでしょう。











