1件の重大な労働災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガはないがひやっとした体験が300件ある、というのが「ハインリッヒの法則」です。
小さなトラブル、事故であっても、それを隠したり、放置したりすると、大事故が起こりやすくなります。小さなトラブルや小事故の原因追求と再発防止に取り組むことが必要です。
◎フランチャイズシステムとは
起業の成功率を高める方法のひとつにフランチャイズシステムの活用による起業があります。フランチャイズシステムは、フランチャイザー(本部)がフランチャイジー(加盟店)に対し、契約に基づき、次に掲げる特別な権利をフランチャイズ・パッケージとして与えることにより成立する経営手法です。
▼ 商標、サービスマーク、チェーン名称などを使用する権利。
▼ 独自に開発した商品・サービスや情報などのノウハウを利用する権利。
▼ 加盟店として本部から継続的に指導や援助を受ける権利。
いわば、ビジネスノウハウとヒト、モノ、カネの経営資源との交換であり、個人で独自に事業を行うときに比べて、解決しなければならない多くの問題を簡単にクルアできるシステムです。
◎メリットとデメリット
フランチャイズビジネスによる起業のメリット、デメリットは次のとおりです。
■ メリット
・ 社会的認知度が高いチェーン名称やサービスマーク、企業イメージを活用できる。
・ スケールメリットのある広告・宣伝などの販売促進により、低コスト、低リスクで事業がスタートできる。
・ 過去に事業経験がなくても、本部の指導に従って短期間で事業を開始できる。
・ 本部が蓄積した経験や他の店舗の運営実績に基づいたビジネスであり、個人で独自開業する場合と比べて成功率を引き上げることができる。
・ 本部から税務、会計、法律などの経営指導や、新商品開発、仕入れの確保、販売促進、人材教育などの経営支援が受けられる。
・ 営業エリアや開設店舗などの物件の立地調査を本部に依頼できる。
■ デメリット
・ 店舗イメージ、取扱商品やサービスメニューなどについて本部の方針に従わなくてはならない。
・ 営業権の譲渡制限や秘密保持義務などがあり、契約期間途中での事業修了については一定の条件がある。
といったことが考えられます。かつてフランチャイズに加盟するフランチャイジー企業は、独自の経営ノウハウを持たない零細企業だという先入観がありました。しかし、最近ではメガフランチャイジーが数多く誕生しています。そもそもフランチャイズシステムは、卓越した経営ノウハウを集積したビジネスモデルであるはずですが、本部企業の経営資源の不足がフランチャイズパッケージをつくる原因となったといい換えることもできます。
フランチャイズの特徴を要約すれば、次のようになります。
▼ フランチャイズは、急速に発展成長する事業分野において開発される。
▼ 本部では直営事業によって培った、事業採算性モデルを有している。
▼ 教育訓練制度やスーパーバイジング制度があり、未経験者でも事業をスタートできる。
リスクを最小限に抑え、時間を節約して事業を安定的にスタートさせる手段として、フランチャイズビジネスの活用を検討してみるとよいでしょう。











