会社を経営していく上で、経営者はトップであるという意識を持ち、さまざまな場面でリーダーシップを発揮していかなければなりません。
◎リーダーシップとは
「リーダーシップ」という言葉は普段何気なく使っていますが、英語で「Leadership」と書きます。ヨットをリード(導く)していくためには、舵を取らなければなりません。波と風にまかせておくだけでは流されてしまいます。すなわち、リーダーは自分たちの望むべき方向に進むために、世の中のさまざまな変化に流されずに、リードしていかなければならないのです。
◎リーダー不況
いつの時代も世の中はリーダーを必要としています。そしてその求められたリーダーたちが世の中を引っ張ってきたといえます。しかし、必要とされるリーダー像は時代によって違います。いまの時代は独裁者を好まず、カリスマ的なリーダーもあまり誕生しなくなってきています。昭和の時代に、モノづくりの情熱で一時代を築き、カリスマ経営者と呼ばれた人はたくさんいます。しかし、カリスマ性というのはなかなか継承できるものではなく、一代で終わってしまうのが常です。
では、いまの世の中はどのようなリーダーを必要としているのでしょうか。昭和の時代、とくに高度成長期は結束力があり、゛みんなで会社をよくしよう ゛゛みんなで地域をよくしよう ゛、ということがリーダーの力以上に実現できた時代でした。しかし平成の時代に入ると、人々の価値観は大きく変化し、複雑になってきました。結束力がなく、社員の考え方やお客さまの気持ちは簡単にバラバラになってしまうのです。したがって、これからのリーダーには、この価値観の違う人たちをひとつにまとめる能力が求められてきます。
しかし、いまの時代それは容易なことではありません。情報化社会のなかでさまざまな情報が飛び交い、人々はその情報に振り回されながら生活しています。これからのリーダーは、このような人たちの価値観をひとつにまとめ、会社の目的や自らの考え方を明確に示し、価値観の共有化をはかることが重要です。そこで、会社の「経営理念」が必要になってくるのです。成功するためには、会社の経営理念や経営方針を明確に打ち出さなければなりません。
◎世の中の変化を敏感に感じ取る
好景気に業績を伸ばす会社がたくさんあるのはいうまでもありませんが、なぜか潰れてしまう会社もあります。また、不況で潰れる会社はたくさんありますが、逆に不況で強くなる会社もあります。なぜこのような現象が起きるのでしょうか。
世の中はつねに変化しています。したがって、会社も自ら変化していくことが必要になります。リーダーの資質としては、その判断を誤らないことが求められます。つねに何か課題にぶつかるのが経営なのです。経営状態が悪い方向へ進みそうになったときに、良い方向へと導くのがリーダーシップです。変化に対応できる会社というのは、自ずと組織が熟成し、その結果、安定した利益をあげることができます。このような会社は、非常にストレスの少ない組織となります。ストレスの少ない組織をつくるためには、リーダーは世の中の変化を敏感に感じ取る嗅覚を磨くことが必要です。











