これから事業を始める人にとっては、日本政策金融公庫は非常に頼りになる金融機関です。
◎日本政策金融公庫とは
民間の金融機関(銀行や信用金庫など)は、顧客から集めた資金を民間の企業や個人事業主に貸し付け、その利ザヤを取ることで経営を成り立たせています。貸した資金が回収できるかどうか判らない、いわゆる「危ない先」には融資しないという判断が働くのは当然のことです。
よく聞く言葉で「貸し渋り」というのがありますが、これはバブル経済のツケで生まれた現象で、多額の不良債権を抱える金融機関が経営の危ない会社には貸し出しを控えるという現象です。起業家は、まだ事業の実績がないわけですからほとんど信用がなく、民間の金融機関から見れば、貸しても大丈夫だろうか?と思われることになるのです。そこで、民間の金融機関からの資金調達が困難な場合に利用したいのが、日本政策金融公庫など、公的金融機関(政府系金融機関)の融資です。
◎公的融資の特長
公的金融機関というのは、政府が全額あるいは一部の資金を出資して、これを起業家支援などの政策に沿ったかたちで民間の企業や個人事業主に融資している金融機関のことです。預金を扱う業務をしておらず、もっぱらお金を融資することを専門にしています。民間の金融機関のように、これまでに定期預金をいくらしたかといったような実績が問われることはありません。融資を受ける際の条件も、民間の金融機関に比べてはるかに緩やかです。日本政策金融公庫を利用するメリットとしては、以下のことが挙げられます。
▼ 民間の金融機関に比べて金利が安いこと。
▼ 融資を受ける際の条件が、民間の金融機関と比較して緩やかなこと。
▼ ほとんどの業種が対象になること。
▼ 申し込み手続きが比較的簡単で返済方法も選択できること。











