資金計画を立てるとき、注意すべきポイントを3つ挙げます。①全体を見ないで部分的なところに入りがちになる。視野を広くもつことが大切。②収入と支出の関連性を無視してしまう。収入を得るためには、必ず支出が必要であることを忘れずに。③正確な数字を知りたがる。大切な部分とそうではない部分の区別が必要。最初は失敗しがちなので気をつけましょう。
◎ 資金繰り
資金繰りとは、簡単にいえば会社のお金のやりくりのことです。通常は、支出(仕入れ)が先で、収入(売り上げ)があとになります。そこで、ある程度のお金(運転資金)を用意しなければ会社は回りません。また、事業を行う上で、車両や店舗の内装など、必要な資産にもお金(設備資金)を用意しなければなりません。また違った角度で見れば、短期資金と長期資金という見方もできます。お金は事業のなかで運用され、早く現金化(1年以内)するものと、現金化が長期(1年超)にわたるものとで分類されます。
◎ 運転資金と設備資金
一般的に借り入れによってこれらの資金を調達するならば、運転資金には短期借入金、設備資金には長期借入金をあてていきます。こうして経営計画と同様に、資金計画も立てていくことが必要になります。 資金計画は長期(3~5年)のものから短期(1年)のものまでつくり、最終的には月別予定表まで必要になります。
◎ 資金繰表
さらに、これらの計画にズレがないか資金繰実績表をつくり、資金管理を行っていきます。具体的には、短期経営計画をもとに資金に関する計画を収入と支出ベースで把握し、過不足が発生しないように資金調達の計画をたてます。もし、借入金で調達しようとするならば、経営計画および資金繰計画を借入先に提示し、交渉して信用力を確保しましょう。
逆に超過する資金が出てくるようであれば、新たな運用方法を計画しましょう。単純に預金して余裕運転資金として確保しておくのか、事業で新たな投資を行うのかを計画しましょう。資金繰表にはいくつか種類があります。
▼ 資金繰表・・・現銀や預金の収支を把握する表です。
▼ 資金運用表・・・資金の調達と運用を把握する表です。
▼ 資金移動表・・・支払能力を把握する表です。
▼ CF(キャッシュフロー)計算書・・・お金の流れを把握する表です。
最近では、資金管理の巧拙が企業の繁栄と衰退を左右するほどその重要性が高まっています。要は、いかに効果的かつ効率的に、資金を会社の実力に変えるかです。同時にいまの時代は資金の有効活用も求められていますが、逆にあまりに資金の効率を上げると、経営者は毎日資金繰りに追われることになり、経営が安定しません。無理のない資金繰りを心がけてください。











